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Laboratory of forest art
Woodland art Exhibition
「再生」
原田 曉 Harada Akatsuki
2020年今年の作品は、昨年2019年に制作した作品の継承です。
「森の中には多くの種類の植物が生息している。人が森に入り倒木や枯れ枝を片付けると、その周辺の環境が変わり、土の中に眠っている新たな種が芽吹く。」
昨年亡くなった私たちグループの福田さんが残したこの言葉から、森の再生能力に敬意を払い、切り倒した枯れた山桜の木の枝部を利用して昨年5本の作品を制作しました。しかしそこには未だ山桜の太い幹の部分が横たわっていました。これは次の機会に作ってみたいものだと思っていました。
今年現場に行ってみると、驚いたことに、昨年切り倒した山桜の切り株から枝が生え「萌芽更新」が始まっていました。枯れていたと思っていた山桜でしたが、完全に枯れてはいませんでした。これも森の神秘と感じ、この太い幹の丸太を立てて昨年と同様の手法で作品化しようと思いました。
この丸太 (直径30cm~40cm、長さ2m50cm) を、ひとりで立てるには到底無理でしたので、他の作家に手伝っていただきました。
皆さんに感謝、そして森に感謝。
素材:倒木 (山桜) 、枯れ枝
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