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「Dive into the forest」

「Dive into the forest」日本語だと「森に飛び込む」!
6回目(=6作品目)となる、2018年の森でのワタシの作品は、
このタイトル通りのそのままで、まさに森に飛び込んでみる、
そして見る、そして根と話が出来るのか?というのがテーマ。

地表には穴を掘り出てきた土が有り、地中には穴が有る、
自分で言うのも?だが、どちらかというとゴテゴテ好きなワタシには
珍しい作品となった(この文章を書いている時点では正確には、
なるだろう)と思う。しかも今回は、場所選びの時点からとても地味
だった…例年ならば、「ここの光がイイ」とか
「この木の強さがたまらない」とか「根の形が凄い」とか
何かしらのその年の思いが強い場所を選んで来たのだが、
今年は全くその逆で、何でもないところ/なるべく特徴の無いところ/
オーラを感じさせないところ/

堀江くん よろしく 今日のwsも楽しんでー
「Dive into the forest」

「Dive into the forest」日本語だと「森に飛び込む」!
6回目(=6作品目)となる、2018年の森でのワタシの作品は、
このタイトル通りのそのままで、まさに森に飛び込んでみる、
そして見る、そして根と話が出来るのか?というのがテーマ。

地表には穴を掘り出てきた土が有り、地中には穴が有る、
自分で言うのも?だが、どちらかというとゴテゴテ好きなワタシには
珍しい作品となった(この文章を書いている時点では正確には、
なるだろう)と思う。しかも今回は、場所選びの時点からとても地味
だった…例年ならば、「ここの光がイイ」とか
「この木の強さがたまらない」とか「根の形が凄い」とか
何かしらのその年の思いが強い場所を選んで来たのだが、
今年は全くその逆で、何でもないところ/なるべく特徴の無いところ/
オーラを感じさせないところ/あとはなるべく傷つけたくないので、
根の少なそうなところ、という事で選んだ。掘り始めると、
それは正解で、細めの木の根をほんの少しと草の根
は切ったが、太い木の根には出会わずにすんだ
(まだこの時点では、出会わないですみそうだ)。
さて、今一度、場所選びの後にもどると…
なるべくなるべくそのままの状態で穴を堀りたかったから、
周りの草も刈らずに、いきなり土を掘り返し始めた。
自衛隊などで穴を掘る時には先ずは「遠くへ遠くへ」と土をよけて
行く様な事を聞いたが、また埋め戻すことも考えて
(今年は森に負担をかけない事もテーマであるから)、
崩れて埋め戻らない程度に「結構近くに結構近くに」と掘り進める。
自身の背丈の半分を過ぎた辺りからか?スコップで土を飛ばす事が
難しくなってきたので、バケツに入れて運びだすという方法に変え、
地表が自身の目線と同じに成った頃からは、バケツに入れた土を穴の
外へと運びだす為に自身が都度穴の外へ出る事がかなりの労力と
なってきたからバケツを2個使い始めた…
そんなこんな、穴を掘り始めて5日間でやっと成人男性もすっぽりと
立位で入る穴が掘り上がった(実はまだ4日目で、おそらくあと1日で
そんな深さになりそうだ)。本当に無心で!?いや実はかなり楽しんで
ひたすら掘った、ムシン=むし=本当に虫になったような気分だった。
穴から見上げれば、自身もただの森の小さな種である様な気分にもなった。
今まで感じた事の無い様な不思議なレアな感覚だった。

…という様な、この不思議な感覚を書いて話して、聞いてもらって、
掘るまではしなくとも、掘り上がった穴に入ってもらい、
感覚をシェアしたいというこの作品、よろしければどうぞ、身一つ
(服は着ているから少し大げさだけど)で
森に飛び込んで、感じてみて下さい。
自身も含め、現代社会の普通だと思っている何かの視点を
変える感覚を持つことが出来ればステキだなと思います。

「Dive into the forest」 

            ASADA

 「Dive into the forest」日本語だと「森に飛び込む」!
6回目(=6作品目)となる、2018年の森でのワタシの作品は、このタイトル通りのそのままで、まさに森に飛び込んでみる、そして見る、そして根と話が出来るのか?というのがテーマ。

 地表には穴を掘り出てきた土が有り、地中には穴が有る、自分で言うのも?だが、どちらかというとゴテゴテ好きなワタシには珍しい作品となった(この文章を書いている時点では正確には、なるだろう)と思う。しかも今回は、場所選びの時点からとても地味だった…例年ならば、「ここの光がイイ」とか「この木の強さがたまらない」とか「根の形が凄い」とか何かしらのその年の思いが強い場所を選んで来たのだが、今年は全くその逆で、何でもないところ/なるべく特徴の無いところ/オーラを感じさせないところ/あとはなるべく傷つけたくないので、根の少なそうなところ、という事で選んだ。掘り始めると、それは正解で、細めの木の根をほんの少しと草の根は切ったが、太い木の根には出会わずにすんだ(まだこの時点では、出会わないですみそうだ)。

 さて、今一度、場所選びの後にもどると…
なるべくなるべくそのままの状態で穴を堀りたかったから、周りの草も刈らずに、いきなり土を掘り返し始めた。自衛隊などで穴を掘る時には先ずは「遠くへ遠くへ」と土をよけて行く様な事を聞いたが、また埋め戻すことも考えて
(今年は森に負担をかけない事もテーマであるから)、崩れて埋め戻らない程度に「結構近くに結構近くに」と掘り進める。自身の背丈の半分を過ぎた辺りからか?スコップで土を飛ばす事が難しくなってきたので、バケツに入れて運びだすという方法に変え、地表が自身の目線と同じに成った頃からは、バケツに入れた土を穴の外へと運びだす為に自身が都度穴の外へ出る事がかなりの労力となってきたからバケツを2個使い始めた…
 そんなこんな、穴を掘り始めて5日間でやっと成人男性もすっぽりと立位で入る穴が掘り上がった(実はまだ4日目で、おそらくあと1日でそんな深さになりそうだ)。本当に無心で!?いや実はかなり楽しんでひたすら掘った、ムシン=むし=本当に虫になったような気分だった。穴から見上げれば、自身もただの森の小さな種である様な気分にもなった。今まで感じた事の無い様な不思議なレアな感覚だった。

 …という様な、この不思議な感覚を書いて話して、聞いてもらって、掘るまではしなくとも、掘り上がった穴に入ってもらい、感覚をシェアしたいというこの作品、よろしければどうぞ、身一つ(服は着ているから少し大げさだけど)で森に飛び込んで、感じてみて下さい。
自身も含め、現代社会の普通だと思っている何かの視点を変える感覚を持つことが出来ればステキだなと思います。

素材  森
 

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